運賃・乗車券

※実在しない架空の鉄道です。

運賃形態

 高峰電車は、大手私鉄の中でも最高水準の運賃を誇っています。この理由として、八重谷線の建設時に用地買収に難航し多額の費用を要したことや、発展の進む郊外に位置するため多額の設備投資を必要とすることが挙げられていますが、それでも高い運賃には沿線利用者の不満が噴出しています。
 長距離利用客が多いという性格から、多くの私鉄とは異なり逓減制を採用せず、遠距離になるほど運賃の上昇幅が大きくなります。15キロ以内の区間は他の私鉄と同じ水準を保っていますが、遠距離はかなり高価で、新線区間の神園・神園センターは30円の加算運賃が設定されているため都心側ターミナル・豊後橋までの運賃は530円です。

 高峰電車では営業キロごとに対応する区が決められており、その区ごとに普通運賃・通勤定期運賃が設定されています。加算運賃が適用される区間は「マル区」と呼ばれ、乗車券では「区」に丸囲いで表されます。
【左:運賃表 右:運賃比較グラフ】
運賃表運賃グラフ

乗車券

片道券
 多くの鉄道会社と同様3cm×5.75cmの横型エドモンソン券を採用している。文字通り、発売駅から券面記載の運賃区間までの片道1回に限り使用できる。運賃はICカード利用と変わらないため、きっぷ利用の乗車客も多い。
乗車券 乗車券

回数券
 普通運賃の10倍の価格で11枚つづりの普通回数券、12枚つづりの時差回数券、14枚つづりの土休日回数券が発売されている。金額式でどの区間からでも利用できるうえ、金券として差額精算にも利用できる。高い運賃ゆえに普通運賃との金額差も大きいため、沿線のチケットショップでは大量に販売されている。
乗車券

連絡券
 高峰電気鉄道は他社局線との連絡運輸を実施しており、JR(鏡橋・高峰接続)、市営地下鉄(豊後橋・鏡橋・東門寺接続)、高峰鋼索鉄道(高峰-高峰登山口接続)への連絡普通乗車券を発売している。共通乗車カード・ICカードの普及により発売数は減少傾向にあり、市営地下鉄を介した江急電鉄(豊後橋-地下鉄東西線-魚沢接続)及び関都鉄道(鏡橋-地下鉄日野線-番町接続)との3社連絡普通券は廃止された。定期券連絡運輸範囲はより広汎に設定されている。
乗車券

定期券
 1か月間、3か月間、6か月間有効な定期券が発売されている。平均的に通勤定期は普通運賃の36倍、通学定期は13倍だが、楓が丘・秋屋・豊沼といった独占地区が位置する10キロ台は倍率が高く、遠距離である25キロ以降は低く抑えられている。
定期旅客運賃表

企画乗車券
 高峰電車は単なる乗車券の安売りは行わない方針のため、全線有効のフリーきっぷの類は発売していない。通年発売しているのは「とよぬま遊園」のワンデーパスに発駅から豊沼遊園への往復乗車券(2割引)が付いた「とよぬま遊園パスポート」(豊後橋発おとな3,780円 こども2,700円)のみである。
乗車券 乗車券 乗車券 乗車券

記念乗車券
 駅や路線の開業を記念し、毎年1回程度発行される。内容は毎回異なっているが、3〜6枚を組み合わせて数百円や千円で発売する場合がほとんどで、その多くが硬券である。発売駅を郊外に限定することで運賃収入を見込んでいる。
乗車券


乗車カード

ICカード
 NAMICA定期券
 首都圏の「PASMO」サービス開始に遅れること1年、在南私鉄でも従来の磁気カードに代わる次世代型乗車カード「NAMICA」が導入された。当初からJRとの相互利用を前提に開発が進められ、乗り継ぎの利便性は大きく向上した。他のIC乗車券と同様に、オプションとして記名、定期券、クレジットといった機能も搭載されている。発売額は1000円と2000円の2種類があるが、利用できるのは預かり金の500円を引いた金額で、券売機や簡易チャージ機でチャージ(積み増し)も可能である。
 SuicaやPASMOと異なり、SF残額が10円以上あれば初乗り運賃に満たなくても入場が可能である。



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